ESP-WROOM-02をArduinoで開発する
ESP-WROOM-02をArduinoで使う手順です。
1.使用した環境
Windows7
Arduino 1.6.5
ESP-WROOM-02(秋月電子)
2.Arduinoの設定
こちらのリポジトリを参考にArduinoIDEの環境を作って行きます。
github.com
1.Arduino IDEの「ファイル」→「環境設定」を開く
2.Additional Boards Manager URLs に
http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json
を入力して「OK」
3.「ツール」→「ボード」→「Boards Managers」から「esp8266 platform」を検索してインストール
4.「ツール」→「ボード」→「Generic ESP8266 Module」を選択
3.回路の作成
今回の回路は下図のようにしました。
※回路図が間違っていたため修正しました.
注意するのは+3.3Vの電源電流です。
ESP-WROOM-02はWi-Fiモジュールですので、Wi-Fiの電波を飛ばすときにかなりの電流を消費(数百mA程度)するようです。電源電流が足りないとESP-WROOM-02にスケッチを書き込むことが出来ません。今回は3.3V/1.5AのNJM2396F33を使用しています。また、書き込みにはシリアル通信を使用しますので、TXD,RXDには115200Hz対応のUSBシリアル変換基板を接続しました。
4.サンプルスケッチの書き込み
1.ArduinoIDEの「ファイル」→「スケッチの例」→「esp8266」→「Blink」を開く。
2.ソースコードの「BUILTIN_LED」を「13」などに書き換える。(ESP-WROOM-02のIOxxピンのxxが対応)
3.ESP-WROOM-02のIO13にLEDを接続する。
4.「ツール」の各項目を以下のように設定
項目y | 値 |
---|---|
Flash Mode | QIO |
Flash Frequency | 40 MHz |
Upload Using | Serial |
CPU Frequency | 80 MHz |
Flash Size | 4M(3M SPIFFS) |
Upload Speed | 115200 |
ポート | 適当なポート |
5.RSTスイッチとIO0のスイッチを同時押ししてから、リセットスイッチを先に話すと書き込みモードになります。
この作業をしてからでないと書き込みに失敗します。
6.「マイコンボードに書き込む」ボタンを押す
ここで接続がうまくいくとコンソールに「・・・・・・・・・」と表示されて書き込みを行っていることがわかります。
「warning: espcomm_sync failed」などが表示された場合は回路が間違っているか、電源の電流不足が考えられますのでそのあたりをもう一度確認してみてください。
ここまででLEDが点滅すればESP-WROOM-02をArduinoとして使う実験は成功です。