ニキシー管時計の制作

前回、ニキシー管を点灯させる実験をしました。
taltalp.hatenablog.jp

前回実験で登場した回路を用いて「ニキシー管時計」を制作しました。

f:id:taltalp:20150928030047j:plain

ハンダ付けが下手だったり、実験中に焦がした抵抗をそのまま使っていたりだとか、いろいろとひどいですがなんとか動きます。
動画もアップしました。


今回作った回路はなんの面白みもない時刻表示をするだけの回路です。
PICマイコンを用いて6このニキシー管をダイナミック点灯させて表示しています。
ダイナミック点灯なので、すべてのニキシー管が点いているように見えますが、実際には1つずつしか点いていません。
なのでニキシー管の電源回路から取り出す電流は前回のニキシー管実験の時とほぼ変わりません。

また、今回はRTCに時刻をカウントさせているため、PIC側はダイナミック点灯をしながら、一定時間ごとにRTCから時刻データをもらっているだけです。

写真には写っていませんが、中央の3ピンの端子に押しボタンスイッチが2つ接続されます。
これは時刻設定用です。

回路図

電源回路
f:id:taltalp:20151009011401p:plain
上の記事で説明したとおりです。
半固定抵抗で170Vあたりが出るように調整します。

表示部
f:id:taltalp:20151009011421p:plain
ニキシー管6つ分です。フォトカプラを使って桁を選択して、IC74141で数字を選択します。
R3の20kΩ抵抗は必ず入れてください。これがないとニキシー管に過剰に電流が流れて、数字の切替時に管内で火花が飛び散りました。

メインボード
f:id:taltalp:20151009011432p:plain
マイコンは自宅にたくさんあったのでPIC18F14K50を使いました。RTCを使っているので回路はとても簡単です。
2つの押しボタンスイッチで時刻を設定します。

PICに書き込むソースコードはあまりにも汚いので公開できません。



基板がむき出しだと時計として使いにくいですし、なにより170Vの電圧が出ているため危険ですので、後日ケースを作成する予定です。

高電圧を用いますので、制作する場合は自己責任でお願いします。